
忙しかった今日のサービス終わり、集中していたせいでこの時間(夜中です。)でもまだアタマが冴え冴え、mogaです。
写真は今日じゃないですが牛タンを使った一皿。仔牛のフォンに加えて、liquirizia(甘草)の香り、カルチョーフィと一緒に召し上がってもらいます。
ま、今日は写真を撮るどころではなかったんですけど。
というのも、今朝の時点では6組くらいしか予約がなかったのですが、午後になって急にポカポカ予約が入りだしまして、5時くらいから一気に頭・カラダをトップコンディションにもって行かなければならなかったのです。
レストランにはお肉や野菜など、ある程度お客さんが来るのを見越した量はあるのですが、いい状態で提供するために過剰なストックはもちろんしないし、仕込み・下処理もできる限り少量づつ・必要な分だけやっております。
そのぶん、こういった日は一気に手間が増えるのです。もちろん、ベースとなるソースやコンフィにするお肉など、前日なんかから余裕を持って仕込んでいるモノなんかもあるのですが、フレッシュな状態で提供するべきモノ・付け合わせの野菜や繊細な類のソース、彩り、香りを添えるハーブ摘みなど、その日の状況に合わせてやらなきゃいけない事がたくさんあるんです。
まだ修行中ですが、プロの仕事ですから。
ちなみに、ウチの店はミシュランでいうトコロの2ツ星を目指している一ツ星のお店なのですが、目指しているという事は2つ星レベルのお皿の構成だったりクオリティーだったりサービスだったりを常に心がけなければいけないワケでして。
オーダーが入ってから一皿を作り上げる工程がヒジョーに長い料理もあります。具体的な例を言うと、お肉を常温で休ませてから火入れ、更に休ませ、休ませながらゆっくり火入れ、その間ソースの準備、サービス直前に付け合わせの火入れ、生の野菜だったら味付け、ソースの仕上げ。
そしてお客さまが前の料理を食べ終わるくらい、場合によってはゆっくり時間を過ごしてもらうために食べ終わってから温めたお皿を取りだし、まずは汚れてないかチェック。必要な全てのモノをあたたかい状態に保ちながら盛り付け開始。
付け合わせの野菜などから盛り、更に+アルファのモノをのせたり、そして暖かく保ち、ここで火入れ・温度が完璧になっているお肉やお魚をはじめてお皿に乗せる。
ここからは一刻の猶予もなく、サービスの状態を確認し、さっと飾りやオイル、ソースを乗せたりして、サービスマンにお客さんの元へと届けてもらう。
・・と、こんな事を順番を考えながら、例えば一つのテーブルの男性が召し上がる鴨の料理と女性が召し上がるウサギの料理を同時進行で仕上げてゆく訳です。イタリアのレストランでは【取りわけ】という事が起こりえないので、3名のグループだったらほぼ常に3皿一緒に作ります。コレが4名だったり6名だったりしたりもするんですね。その間、新規のお客さまのオーダーの火入れを考えたりしながら。
メインのお肉・お魚料理をつくるにも、何十人ものお客さまを相手にこのレベルのクオリティーで料理をするのだったら、お肉・お魚の火入れと盛り付け・付け合わせ準備とか数人で分業できたりすればいいんですけれど、ウチはやってることの割に人数もいなく、キッチンの構造も一つのポジション内で何人もで仕事をするようにはなっていないので、営業中はみんなフル回転しながらやっております。
お店を作った十数年前は、イロイロと想像できない部分もあったんだろうなぁ。
当たり前のコトですが、いくら忙しくっても、例えばプリモピアットならパスタのゆで加減やソースとの融和・乳化の状態、セコンドピアットならお肉・お魚の火入れ加減などは絶対にオロソカになってはいけません。そのために時間がかかってしまうのだったら、そこはホールで素晴らしい時間を演出しているサービスマンやソムリエの出番、腕の見せ所です。お客さまを【待たせる】ことなく時間を過ごして頂きます。逆にその時間がレストランで一夜を過ごすことの醍醐味になったり。
まぁ・・それでも正直なところ、コチラも人間、お客さまも人間ですので毎回が100%全てOKとは行きませんが(皆さまも心あたり・経験のひとつやふたつはある事と思います)、常にソコを目指して、ソコに近づけて仕事をしていくのが、あくまで個人的な考えではありますが、レストランに関わる仕事人としてのひとつの基本なのではないのでは、と。
・・・
今日の営業中のテンションの延長でしたので、ついつい勢い良く一方的に書いてしまいました。体はともかく、頭を普段以上に使った時は家に帰ってもなかなかリラックスモードに戻らなくって・・。
帰る前に一杯飲みに行ったり、ワンクッションはいれてみたのですけれど。
いー加減もう夜中・3時を回っているので、頭を落ち着かせて明日のお昼のサービスに備えたいと思います。
ねむくねぇなー・・。とかいいつつもたぶんコロリ。